新刊『こいわずらわしい』発売のおしらせ
1月20日に新刊が出ます。
『こいわずらわしい』という恋愛コラム集で、前回の『メメントモリ・ジャーニー』と同じく、亜紀書房から出版されます。
亜紀書房 – こいわずらわしい
恋愛について疑問視・考察・反省・実践など、さまざまな立場から書いた23編のコラムが収録されています。
そして、歌人の穂村弘さんとの特別対談も!本文中に登場するご縁で、6年ぶりに再会してお話させていただきました。
亜紀書房のサイト「あき地」から、3回分の試し読みが可能です(第2回が穂村さんの登場回です)。
装丁は服部一成さん。「”恋患い”と"煩わしい"のダブルミーニングがわかるようにしてほしい」「明るくもないけど重たくもない、ひと味違った恋愛本という感じにしたいです」という謎の要求を完全に満たすデザインにしていただきました。
オンラインでは、亜紀書房のウェブショップ『あき地の本屋さん』、Amazon、hontoなどの電子書店で購入可能です。
電子書籍も同日に発売されます。
・サイン本について
未来屋書店北戸田店さま・ジュンク堂池袋本店さま・三省堂池袋本店さま・丸善ジュンク堂渋谷店さま宛に、それぞれサイン本を作らせていただきました(店頭に並ぶタイミングはお店によって異なりますので、発売日以降に書店さんにお問い合わせください)。

この本の元になったのは、「ナポレオン」というWebメディアで2019年1月~6月にかけて週次で連載していた「蝙蝠はこっそり深く息を吸う」というコラムです。「ナポレオン」は残念ながら、現在閉鎖しています。
そのWebメディアのキャッチコピーが「一生モノのモテ理論」で、最初に聞いたときは「モ……?!」となりました。お声がけいただいた方々には「別にモテをテーマにしなくても、好きなことを書いて良いんです」と言っていただきましたが、せっかくなら"モテ"への違和感や恋愛への不信感も含めて、恋愛について真剣に考えて書いてみたい、と思い、いざ書きはじめると意外なほど楽しかったです。いろんな反応ももらえて楽しかったな。

ウェブ連載当時、友人でイラストレータの熊野友紀子さんに描いてもらったバナーイラストです。フカフカした動物に囲まれたいという普遍的な願望を絵で完全に叶えてもらいました。
発売記念のオンラインイベント等についても、後日お知らせできるかと思います。
虫の本や旅と死の本に続いて、恋愛の本も楽しんでいただければ嬉しいです。