伊勢神宮とあわせて行きたい明治の超高級旅館「賓日館」
ちょっと前になってしまいますが、冬の伊勢旅行をいくつかの記事に分けてご紹介したいと思います。スケジュール的には
の二泊三日です。
伊勢市駅についてまず腹ごしらえに向かったのは、伊勢うどんと手こね寿司が有名な「山口屋」。小さな定食屋然としていますが、正午をすぎるとあっという間に行列ができるらしいです。伊勢うどんは麺が太くフニャフニャしててかなり不思議な味で、個人的には手こね寿司のほうが好き。
外宮(げくう)と内宮(ないくう)をバスで巡ります。神社の中は一般人にはほとんど閉ざされているのであまり写真がないですが、敷地内には古木がそびえ神秘的な雰囲気です。
このへんの名産なのか、若冲の絵みたいな美しい鶏が放し飼いにされてました。
「そこに私は含まれているのかしら?」も、もちろんですよ!時代はちんくしゃですよ!
伊勢神宮が式年遷宮といって二十年ごとに神様の住まいを新しく建てかえていることを、私は恥ずかしながら最近まで知りませんでした。ここが次の遷宮の敷地。
神様の調度品や衣料まで全部新しくするそうで、これらは私たちの目に直接ふれることはありません。神宮徴古館で古い御装束神宝や資料を見ることができます。伊勢神宮の場合、視覚的に楽しめなくはないですが、歴史の知識やらイマジネーションに頼る部分が多いので徴古館にも立ち寄ったほうがいいと思います。
- 実は、伊勢神宮は不変ではない…が、そこがいい。 – ココロ社←トップ絵が気持ち悪いので注意
- 5分ぐらいで分かる伊勢神宮の歴史 – Kousyoublog
を読んでから行くとより楽しめるのではないでしょうか。
ちなみに内宮横の赤福は当時閉店中…生産再開された今では京都駅でもモリモリ売られてるのでありがたみに欠けますが、やっぱりおいしいですよねー
バスで近鉄宇治山田駅へ。駅というよりステンショとお呼びしたいような駅舎ですね。
中も異常に雰囲気がある!ここから電車で二見へ向かいます。
伊勢旅行をするにあたって、伊勢神宮は皆さん行かれるでしょうし二見に泊まって夫婦岩なんかを見る方も多いでしょうが、このときぜひ立ち寄ってほしいのがこの「賓日館」です。
お盆休みのことをちょっと書いてみる – 月光ワルツという記事を読んでから、「伊勢神宮に行くときはここも…」と決めてました!
賓日館は明治二十年に、伊勢神宮に参拝する賓客の宿泊所として建設されました。二見館という旅館の別館となったあと、休館にともない二見市に寄贈され、季節の催事が行われたりしているそうです。
偉い人のために造られただけあって、非常に上品で気持ちのいい建物です。
入ってすぐの階段の柱に彫られた二見蛙がかわいい。なんなら館内中カエルモチーフにしてくれてもよかったんだぜ…。
調度品をわりとそのままで残してくれていたり、イベントで使われたりしているせいか建物として現役な感じがいい!
そして圧巻なのは120畳敷の大広間。
格子天井の装飾や欄間とシャンデリアが不思議にマッチ…!
それにしても誰もいないのでついに殿様ごっこをはじめてしまうメレ子
「ハハハ極楽じゃー」
「甘いものが食べたいぞ!たれかスイーツを持て!たれかおらぬかーたれかー」
「…」
「キイー!勝ち組憎い!マッチョはみんな砂浜に埋めて竹鋸で引きさらしじゃー!」
適当に動いてただけなのにすごい地団駄っぷりで写っていてビックリしました。
ちなみに二見で実際に泊まったのはリゾートイン二見というところで、ここもとてもいいホテルでしたよ!おすすめ!*1
次回は鳥羽水族館と、離島・答志島での海の幸三昧あたりを特集します。
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*1:リンク貼ろうと思ったけど音が出るのでやめておきます