熊野古道で平安時代コスチュームプレイ!
まぐろ市に行ったりくじら遊覧したりしてきた和歌山旅行ですが、最後は世界遺産の熊野古道特集です。
勝浦駅前からバスに乗って大門坂というところまでやってきました。ここから熊野那智大社は2キロ弱といったところなので気軽に古道ハイキングできます。
さっそく鳥居が見えてきていい雰囲気!
みかんが売られています。勝浦駅前でもこのサイズのみかんが一袋100円が普通…。そして甘くておいしすぎる!
大きすぎてよくわかりませんが街道にそびえる夫婦杉。手前にあるのは大門坂茶屋という休憩処です。
茶屋をのぞくと熊野詣の平安衣装が展示されています…なんと2000円でこれを着てそのへんを散策したり写真を撮ったりできるらしい!
男の人の直衣とか狩衣っぽい服から女の人用の旅装束や市女傘まで、かなりバリエーションがあってテンションが上がってきました。メレ子だって世が世なら…世が世なら…
「世が世なら多分ミジンコとかだけど(輪廻転生があるとして)、今だけは貴族の女でいさせてほしい!オッスオラ芽麗子!」
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「というわけでわたしは芽麗子、貴族の女です…でも貴族っていってもなにかと物入りが多くて内情はわりとアレげなの。オヤツといえばツバキの蜜をチューチュー吸ったりする毎日なのよ。庶民派よねー」
「この前その現場をいけすかない男に見られて、そいつ『お前”すいーつ”か!あなスイーツなりや!』ってバカにするの。すいーつってなんか舶来モノらしくてよくわかんないんだけど」
それで「うるさいな…アンタこそ『この小説は萌えの皮をかぶった本格推理にはべり』とかいってすすめてくるのやめてくんない?萌えはあくまでオマケみたいな感じにしたいなら萌えのない本格推理読めばイイじゃんよ…言い訳しながら消費すんのあなワロスwww」って言い返したらソイツ超怒っちゃってサー」
「それで色々あってスイーツ(笑)とか、私はスイーツとは違うみたいなポジショニングする女の人問題とか出てきて面倒だから全員呪殺幸せになれるように熊野詣にきたってワケよ」
「それにしても遠いワ…芽麗子はあてなる生まれゆえちょっときついわー」
と、こんな感じでかなり楽しめるのでこれが2000円は安すぎると思います。着付けもちょっとかぶるだけかと思ってたら、要所要所はマジックテープ等でとめてるとはいえかなり本格的だったし。道行く現代人に声をかけられたり写真を撮られたりもしてちょっとしたアイドル気分も味わえます(関西のおばちゃん、マジで気さく)!みんなぜひやってみてくださいね。
大門坂茶屋
モデルコース 2,000円 平安衣裳を着て夫婦杉周辺での写真撮影
体験コース 3,000円 平安衣裳を着て那智山散策時間:午前9時〜午後4時
那智勝浦町観光協会 TEL 0735-52-5311 FAX 0735-52-0131
大門坂茶屋 TEL 0735-55-0244・0735-55-0264 FAX 0735-55-0244
現代人に戻って熊野那智大社を目指すことにします。年を経た杉の古木が道の脇にそびえて、昼間なのに光が届かず鬱蒼としていますね。
樹齢八百年のクスノキ。ポッカリうろが空いていて宇津保物語とかを彷彿とします。
どこにでも自分が来た証を刻まないと気がすまない輩はいるもので、昭和39年の修学旅行生の落書きです。二条城に落書きした子とかいたよね…それにしてもこれだけ彫るのは相当な手間なのでは?串がどうかしたのか?
たぶん何百年も前からほとんど変わらない景色なんだろうなー…スピリッチャルな気持ちになれますね!
最後のほうはかなり急勾配ですがなんとかたどりつきました。売店にアメの那智黒とか那智黒石で作った碁石とか売ってて楽しいんですが、この辺はお腹がいたくてあまり覚えていません…ごめんなさい…。
大社の辺りからのぞんだ那智の滝と青岸渡寺の三重塔です。熊野那智大社のすぐ横にお寺があって神仏習合にもほどがある!
三重塔の中はどうなっているのかしらと思って入ってみたら…ありがたい絵が一面に描かれていてサイケな雰囲気。
あぶないのでフェンス越しですが勝浦の海も見えます。まぐろ食べたいワー
今回の旅行で和歌山県は奈良県と並んでマイフェイバリット県に躍り出ました。ご飯がおいしくて風光明媚なばかりでなくダイナミックというか時空を超えた自然体験が待っているので、みなさんもぜひ和歌山に足を運んでくださるとうれしいです。和歌山旅行の際は、うちの旅行記もアーカイブに加えてくださった充実の熊野旅行サイトみ熊野ネットさんなどを参考にされるとよいと思いますよ!