「もやしもん」
「もやしもん」を読んでいると菌が可愛くて困ります。「かもすぞ」「ころすぞ」「ここにおれたちのコロニーを作ろう」と言いながらモゾモゾ飛び回る菌たち。菌をペットにしたくなってきたのだけど、漫画の主人公と違って肉眼で認めることもできないし、パンにカビを集めて「メレコ」って書かせることもできない…。

- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: コミック
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どうせなら粘菌の方がいいかもしれません。粘菌なら目に見えるし、なんと知能があるらしい。箱に入れてメレ子と粘菌のどちらが早く迷路を解けるか競争したいです。日に日に迷路は複雑になっていき、粘菌もだんだんもっと難易度の高いものをおねだりするようになったりして。霧吹きで水を噴いてやるとよろこぶ粘菌。クマグス(粘菌の名前)とマインスイーパやチェスにいそしむ日々。クマグスの知能がメレ子のそれを凌駕するのにさほど時間はかからなかった。やがてふたりはクマグスがネットの株取引で得た収入で暮らすようになる。来月には貯めたお金で、クマグスがあこがれてやまない屋久島に行く予定だ。そういう平和な日常にシイタケ栽培セットが介入してきたりして、全12回で「人と粘菌の間に友情は成立するのか」とか「もう粘菌なんて信じられない!」とかいろいろある感じ。